展示台
デジタルファブリケーションの授業にてプログラミングによるデータの生成、デジタル機器によるデータの物理化、さらにその形状の手による再現、という3つのプロセスを経て製作した個々の作品を踏まえ、その作品を展示するための展示台そのものをShopbotを活用した木工作品として制作した。
それぞれの作品は生成したデータから3Dプリンターを使用した物理化、粘土による再現、また生成したデータの断面データからレーザーカッターを使用した物理化、彫刻による再現により製作した。
これまでに学んできたデジタルファブリケーションと従来の伝統的技法の双方の特性を踏まえ、展示台を作るという作業を通じて、それ自体が参照のプロセスを持つ各々の作品を再考し直すという点からレーザーカッターや3Dプリンターを用いてデジタルで造形された作品には手で、手で造形した作品にはデジタル(Shopbot)でそれをはめるための枠をできる限り正確に板から削り出した。