共生と調和
『共生と調和』のテーマは自然物と人工物を貫く人間の力です。この作品は自然を象徴する木の部分と人工物を象徴する幾何学的な構造の部分、人間を象徴する手から構成されています。人間の力は木のようにたくましく、たくさんの新しい物を創造します。
ですが、あまりにもその力が自然の調和から外れてしまえば、自然破壊などの問題を引き起こします。この作品では、そのような自然物と、人間の創造物、そして人間の力強さが完全に調和している姿を表現しました。
人間と自然
2017年10月から2018年1月にかけて創作された5作品を並べてみると自然と人間の関わりというテーマから創造された作品が多く、これら5つの作品が一つのコレクションとみることができることに気づきました。最初の作品、『手にとる』では自然物への興味を、第二の作品『戒め』では道具の中にある自然の温かみを、第三の作品『ネイチャー』では自然物と人工物の対比を、第四の作品『わたしの多面性』では自己の表現方法を、そして最後の作品『共生と調和』では自然物と人工物を貫く人間の力強さをテーマとしており、それぞれの作品をこの一連のコレクションの中に位置付けることができると感じました。