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本作品は NIME 2019 (The International Conference on New Interfaces for Musical Expression)で報告されました。
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スピーカードームでのアンビソニックによる3D音響を使った体の動きに反応する楽器による ライブパフォーマンスと観客のスマートフォンを通してみるリアルタイムなARを融合させた作品 です。近未来のライブパフォーマンスの可能性に今ある技術で挑戦しました。
現実と虚構
現実と虚構との境目はなんでしょう。VRやARといった技術は虚構を現実に溶け込ませることを可能にしました。近いうちにこれらの技術はより発達し、私たちがそれが現実のものなのか虚構なのかわからなくなるほどになるかもしれません。このようなことは明らかに私たちの世界と表現を拡 張します。
他方、近年の通信技術の発展は映像をほとんど遅延なく送信できるようになりました。今までは実際に放送されてから受信するまで30秒ほどだったものが、1秒以内まで縮まりつつあります。すなわち、放送側と受信側の相互コミュニケーションが可能となるということです。
これら、ARや高速な通信技術は明らかに私たちの体験を変えて行くでしょう。
この作品では、webRTC webAR webAudio を用いて近未来のパフォーマンスを表現しました。